■歯周病の検査方法
歯周病は、自覚しにくい病気なので、少しでも症状が疑われたら、歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
そこで今回は、歯周病の検査方法についてわかりやすく解説します。
歯周ポケット検査
歯周病になると、歯と歯茎の境目に「歯周ポケット」と呼ばれる溝ができるようになります。
健康な人でも1~3mm程度のポケットが生じることもありますが、4mm以上になるといよいよ歯周病であると診断できます。
歯周ポケットの深さは、「歯周プローブ」と呼ばれる専用の器具を使って測定します。
BOP(プロービング時の出血)
歯周プローブによってポケットの深さを測定した際、歯茎からの出血が認められればBOP(+)となります。
つまり、歯茎での歯周病菌の活動が活発化しており、すぐにでも治療を開始しなければならないという指標にもなります。
そうしたケースでは、普段のブラッシングの後にも歯茎からの出血が認められることかと思います。
レントゲン撮影
レントゲン撮影は、肉眼で確認することのできない病態をチェックするために実施します。
具体的には、顎の骨の吸収です。
進行した歯周病では、歯茎だけでなく、歯槽骨まで破壊されることから、レントゲン撮影による診査が有効になります。
位相差顕微鏡によるリスク検査
当院では、位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)という、細菌を生きたまま観察することができる機器を導入しております。
患者さまの歯垢を採取し、顕微鏡にかけるだけで、歯周病のリスクをある程度判定することが可能です。
お口の中にどのような細菌がどのくらいの数生息しているのかを知ることで、治療に必要なセルフケアーへの動機付けに繋がります。
唾液検査
近年、様々な唾液検査キットが発売されています。
主に歯周病菌およびカリエスに関連する代表的な細菌を検出します。
血液一般検査と比較して検出精度が劣ります。
健康保険の適応外となります。
まとめ
このように、歯周病の検査方法にはいろいろありますが、いずれも病気の有無や進行度を診断する上で重要です。
歯周病は30代から口腔の細菌叢が変化し歯周病菌が優勢となり発症します。
早期診断・治療に勝る治療はありません。
歯周病は、自覚しにくい病気なので、少しでも症状が疑われたら、歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
そこで今回は、歯周病の検査方法についてわかりやすく解説します。
歯周ポケット検査
歯周病になると、歯と歯茎の境目に「歯周ポケット」と呼ばれる溝ができるようになります。
健康な人でも1~3mm程度のポケットが生じることもありますが、4mm以上になるといよいよ歯周病であると診断できます。
歯周ポケットの深さは、「歯周プローブ」と呼ばれる専用の器具を使って測定します。
BOP(プロービング時の出血)
歯周プローブによってポケットの深さを測定した際、歯茎からの出血が認められればBOP(+)となります。
つまり、歯茎での歯周病菌の活動が活発化しており、すぐにでも治療を開始しなければならないという指標にもなります。
そうしたケースでは、普段のブラッシングの後にも歯茎からの出血が認められることかと思います。
レントゲン撮影
レントゲン撮影は、肉眼で確認することのできない病態をチェックするために実施します。
具体的には、顎の骨の吸収です。
進行した歯周病では、歯茎だけでなく、歯槽骨まで破壊されることから、レントゲン撮影による診査が有効になります。
位相差顕微鏡によるリスク検査
当院では、位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)という、細菌を生きたまま観察することができる機器を導入しております。
患者さまの歯垢を採取し、顕微鏡にかけるだけで、歯周病のリスクをある程度判定することが可能です。
お口の中にどのような細菌がどのくらいの数生息しているのかを知ることで、治療に必要なセルフケアーへの動機付けに繋がります。
唾液検査
近年、様々な唾液検査キットが発売されています。
主に歯周病菌およびカリエスに関連する代表的な細菌を検出します。
血液一般検査と比較して検出精度が劣ります。
健康保険の適応外となります。
まとめ
このように、歯周病の検査方法にはいろいろありますが、いずれも病気の有無や進行度を診断する上で重要です。
歯周病は30代から口腔の細菌叢が変化し歯周病菌が優勢となり発症します。
早期診断・治療に勝る治療はありません。