■ 現在治療中のケース-前歯インプラント
2012.5.28[Mon]
■本日のオペです。右上1番にインプラントで補綴する予定の患者さんです。前歯の場合、抜歯後の骨の吸収を抑える事、骨の厚みが狭小である場合が多く正確なドリリングを要求される事など、奥歯と異なる特徴があります。
上左から抜歯時、CT撮影用ステント(埋入位置の記録)、そして、吸収の少ない骨の状態です。
インプラントの埋入に際してドリルの位置決めのためのガイドを使用します。本ケースは最小で1.5mmの誤差が許されない状態でかなり慎重に確認しながら進みます。ドリリングが済んでインプラントの埋入に進みます。その後、欠損した骨を再生すべく人口骨を埋入し特殊な膜でカバーします。最後に縫合し、レントゲンにてさらに確認して終了です。この状態で4〜6ヶ月待ち、インプラントの固定および骨の再生を待つことになります。
■ 現在治療中のケース-審美性の向上 #4
2012.5.21[Mon]
■本日午後、最終補綴を装着しました。いつものように装着前に患者さんに確認して頂きまして、「OK」が得られました。肩の荷が軽くなる瞬間です。
一方、左上の3番は再製作することにしました。僅かな型の変形が生じておりまして、耐久性が大幅に悪化するため見逃すことはできません。後日、残りの左上4番5番と共にやり直します。
■ 現在治療中のケース-難症例
2012.5.14[Mon]
■3/9にご紹介したインプラントの予後不良の患者さんです。右下6番に新たにインプラントを埋入しまして、その固定期間中に右上の冠を製作し装着しました。
右上5および4番は歯周組織再生療法を施術させていただいております。念のために5番・4番・3番を連結固定としました。この状態で動揺は消失し安定を得ています。
この後、右下の5・4番の周囲炎を防止できる様、再生療法を試みます。