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時田歯科クリニックの歯科治療
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2024.09.19 審美修復-インプラントを使用したケース#3

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日々の記録日々の記録

[ 2012年10月のバックナンバー ]

症例 総義歯でより良く咬むための修理

2012.10.28[Sun]


■今回は10年以上前に装着させて頂いた総義歯のケースをご紹介させて頂きます。

今回の診療の主訴は「うまく咬めないことがある」というもの。拝見すると人工歯(樹脂性)が磨耗し食物を捉えにくくなっていることが判明しました。口に入った食物は舌と頬で捉え、上下の歯で噛み砕きますが、力が掛かった瞬間に食物が逃げてしまい、うまく咬めなくなっていました。

そこで、右上下の臼歯部を樹脂から金属歯に交換修理いたしました。左上はもともと金属歯を使用しておりまして(磁力で維持)、左右の臼歯の対象化をいたしました。

予後は良好に経過。最も噛み切りにくい肉などの繊維質も問題なく摂取できるように回復いたしました。下顎の総義歯の浮き上がりも生じておらず、更に次の10年を乗り切って欲しいケースです。

症例 インプラントと骨再生

2012.10.12[Fri]


■先日施術させていただいた「インプラント埋入」と「歯槽骨再生」を同時に施術したケースをご紹介させて頂きます。

左上:術前  右上:歯肉剥離後
左中:インプラント埋入 右中:人工骨埋入
左下:膜設置  右下:縫合

抜歯後の歯槽骨の吸収を避ける目的で比較的早期に埋入をいたしました。インプラント周囲にはほとんど骨が存在せず難しいケースです。

抜歯窩をソウハ後、ガイドを用いてインプラントを埋入いたします。周囲には多血小板血漿を含んだ人口骨を満たし骨化を促進します。同時に歯槽骨外側の吸収部にはフィブリンを満たした人工骨を設置します。フィプリンは接着剤様の機能を有しておりまして人工骨を固定し流出を防ぎます。
その後、メンブレンを設置し正常な治癒を期待します。本ケースでは一部に固定用ピンを使用しました。

術後の疼痛は僅かでして、出血や腫脹もほとんど無く順調に経過しています。

診療方針の遍歴

2012.10.7[Sun]
■連休はいかがお過ごしでしょうか?本日は医院の診療方針についてまとめてみます。

開業させて戴いてから早いもので30年近く経ちました。私の父は内科医でして、その仕事への取り組み方を見てきた私は、歯科の世界へ飛び込んで正直愕然としました。当時、基本であるはずの滅菌や処置方針に疑問を隠せませんでした。
数年を経て、その理由が健康保険の制度内容にあることが判ってきました。また、歯科界もその状況に浸っていたように思えます。実際、当時の患者さん方の歯科に対する信頼は今よりも更に低かったと思います。

開業から10年は健康保険でまともな予後を成立させることに全力で取り組みました(現在も継続しております)。定められた医療費の範囲で結果を得るためには時間と経費との格闘でした。また、スタッフへの要求も高くなってしまいました。

次の10年。保険診療の限界を感じていた私は歯科医師会などで健康保険関係の仕事を仰せつかり、患者さんはもとよりスタッフのためにも制度の改善の必要性を訴えてきました。
このころになると歯科医師過剰時代に突入しており、健康保険で割り切った治療を施す医院が増加します。主訴のみで簡単に早期に治療し、経験の浅い複数の勤務医が治療にあたり、医院はチェーン店化へ向かいます(現状ではこの選択が正しいのかもしれません)。
一方、私の医院は「保険診療の不足を補うため」に一般診療を取り入れ、その充実へ向け動き出した時期でした。

最近の10年。開業から20年が経過し、過去の診療内容に拘った保険診療の結果が確認できる時期で、その方針に間違いの無かったことが確信できました。そして、健康保険では救えない場合や不足がある場合のための一般診療もほぼ整ってまいりました。

いろいろな状況の中、現在は保険診療・一般診療それぞれに治療対象や治療基準があり、カウンセリングの上で患者さんに選択していただきます。簡単な治療から重症例まで「治療を受けて良かった」と言って戴けるよう日々取り組みます。

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