時田歯科クリニックの日々の記録の写真
日々の記録
[ 2013年01月のバックナンバー ]
■ 診療体制の充実のための求人です #2
2013.1.31[Thu]
■歯科技工士さんの求人をいたしておりますが、合わせて歯科衛生士およびアシスタントの方も随時募集いたしております。
□職種:歯科技工士さん(常勤、応相談)、歯科衛生士(常勤、25万以上)、アシスタント(P、1000円以上/時間) 各1名
□条件:当医院の診療方針に賛同して頂ける方で、ビジネスマナーを備えている方、そして使命感とバランス感覚をお持ちの方を募集いたします。
□内容:保険診療・一般診療(歯周組織再生・インプラントなど)
デジタルカメラ及びPC使える方。実際の診療内容は当ブログを参照なさってください。
□詳細はご連絡後にご相談させて頂きます。ご応募は、電話連絡の上履歴書を送付してください。交通が不便な立地ですがご応募お待ち申し上げます。見学可。
TEL・FAX 03-3856-0188
■画像は1/19に紹介させて頂いた「質へのこだわり - マージンと印象」のケースです。境目を可能な限り適合させて耐久性を高めたブリッジです。
■ 診療体制の充実のための技工士求人です
2013.1.23[Wed]
□職種:歯科技工士さん 1名 常勤
□条件:当医院の診療方針に賛同して頂ける方で、ビジネスマナーを備えている方、そして使命感をお持ちの方を募集いたします。
□内容:保険・一般技工全般
一般技工は各種Cr・Br・In・Implant上部構造・Dent排列・外注 技工管理など。一般技工は治療計画から関わって頂きます。デ ジタルカメラ及びPC使える方。
実際の内容は当ブログを参照なさってください。
□詳細はご連絡後にご相談させて頂きます。ご応募は、電話連絡の上、履歴書を送付してください。お待ち申し上げます。見学可。
TEL・FAX 03-3856-0188
■ 質へのこだわり - マージンと印象 #2
2013.1.21[Mon]
■2013.1.19の「マージンと印象」の続編です。本ケースは前回にご紹介させて頂いたジルコニアフレームのケースです。
対象歯を精密に形成し、明瞭なマージンを獲得します。圧排を行い、事前に製作しておいた個人トレーをテスト、形成歯のみに用いる個歯トレーを製作します。そして印象(型取)です。主に親水性シリコンを用います。
採取した印象(型)と石膏模型です。削った面の端が明瞭にコピーできました。この模型で冠を製作すれば、端の部分までしっかり覆う事ができ、これが2次カリエスを発症しにくくします。
1段目:採取した印象と作業模型
2段目:印象面を拡大した様子
3段目:模型を拡大した様子
4段目:同じく側面から
■「歯科医から言われた通りにセルフケアー出来ていれば長期の使用が可能になる治療を・・・」患者さんの心の声は伝わっております。
■ 質へのこだわり - 新素材ジルコニア
2013.1.20[Sun]
■おそらく、まだ一般には浸透していない「ジルコニア」という素材の何度目かのテストの様子です。
審美性を求める場合、俗称で「メタルボンド」と呼ぶ金属性の冠の表面にセラミックを貼り付けた「白い歯」が主流です。欠点として光の透過性が無いため、色調調整で擬似透過性を表現してきました。
ジルコニアは非金属で透過性を有しておりまして、将来の審美歯科治療の主流になると期待される素材の1つです。
金属の様に鋳造ではなく、光学スキャンから、CAD/CAMにて削り出します。また焼成時収縮が非常に大きい特徴があります。
長所としては「透過性を有する事」と「金属アレルギーが無い事」「金属イオンの放出が無い」など。
欠点は「適合精度が臨床にはまだ不足」(だいぶ改良されてきました)・「強度の不足」・「弾性が不足」など。
更に土台も透過性のあるレジン(樹脂)系を必要としますので、完全に歯根だけの場合は強度不足による脱離を懸念します。
今後、改良が進むであろうジルコニア。現状では症例を選ぶ必要があり、施術に際して適合と強度管理に細心の注意が必要です。
■画像はジルコニア性のフレーム。従来のメタルボンドの金属に該当する部分に使用します。この画像は意図的に圧力を加え破折を引き起こしています。
このフレームの上層にセラミックを焼成し完成させます。
■「新素材」は目に付きやすくセールスが目を引きますが、同時に欠点もまだ露呈していないのが新素材です。予測されるトラブルを十分説明の上、慎重な応用が将来の発展に結びつく近道であると考えます。
■ 質へのこだわり - マージンと印象
2013.1.19[Sat]
■歯の治療の耐久性、所謂「長持ち」を大きく左右する要素の一つが「形成」と「印象」。詰めたり被せたりする虫歯治療では必ず歯と修復物との境界ができますが、この部分を「如何に精密に適合させるか」が予後を大きく左右します。
口腔内の細菌は小さいもので1ミクロン(1/1000mm)。対して、現在の治療方法では50ミクロンが限界値とされます。勿論、たった一つの細菌の侵入ではむし歯は発症せず、臨床的には50〜80ミクロンに収めますと新たな虫歯の再発(2次カリエス)を防止できるようになります。
患者さん方がご自身で調べるには、この境界部を針先で縦になぞると判ります。上記の間隙に収まっている場合、ほとんど触知できません。但し、健康保険診療で提供できる「質」ではありません。本当に残念ですが・・・。
1段目:好んで使用している圧排糸で中央に細いワイヤーが通っています。
2段目:この圧排糸を歯と歯ぐきの隙間に軽く圧入し、細部の印象を明瞭にします。
3段目:同
4段目:同
5段目:その圧排糸 Roeko社 Stay-put #1
■機械器具や道具は使用する術者によって初めて生きてまいります。同時に「質」は患者さんには判り難い要素ですね。参考にして頂ければと思います。
■ 現在治療中のケース-前歯インプラント #2
2013.1.17[Thu]
■去年の5月28日の「日々の記録」にてご紹介させていただいた「現在治療中のケース-前歯インプラント」の続きをUPさせて頂きます。
右上1番に埋入したインプラントは、骨量と神経により埋入可能な範囲が制限を受けまして難しいケースでした。その後安定した経過を経て現在は仮歯を装着。前歯ですので歯肉の形成に進みます。
現在の再生医療では、周囲に骨が失われた骨欠損様式は再生が困難な場合が殆どです。従って、歯肉のみを移植し審美性を回復する方法が採られます。
今回のケースでは、血液供給を出来るだけ確保し自家骨や多血小板血漿などを併用し施術の予定です。外見が周囲の歯肉のレベルと一致し、同時に骨量の回復を目指します。今、手術計画書を策定し終えました。
1段目:固定したインプラント
2段目:樹脂性のアバットメント(仮歯用土台)を装着
3段目:仮歯を装着
■ 新年のごあいさつ
2013.1.5[Sat]
■新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとりましてご多幸の一年となります事を心よりお祈り申し上げます。
時田歯科クリニックは総仕上げの時期を迎えております。過去、歯科医療を取り巻く環境(保険医療)は残念ながら改善されませんが、その範疇で出来うる限りの「医療」を提供し続けてまいりました。支えになったのは患者さん方への責任と歯科医としてのプライドです。そしてその結果が予後として集積してきました。
新たに先進医療の分野を取り入れ良好な結果も集まりました。
このHPでは出来る限り実際の症例を数多くUPさせていただく事で皆様の信頼を得て参りたいと思います。そうする事で患者さん方と歯科医療の良好な関係が築ければ幸いです。
不便な立地の歯科医院ですが、安心して身を任せ受診して戴ける医院を目指して先に進みます。御利用ください。
年始は1月7日(月)からの診療となっております。
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