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時田歯科クリニックの歯科治療
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2024.09.19 審美修復-インプラントを使用したケース#3

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[ 2013年11月のバックナンバー ]

現在治療中のケース-歯周組織再生手術 #5

2013.11.28[Thu]


■2013.10.6[Sun]にUPさせて頂いた患者さんの続編です。

こちらの患者さんは全顎に高度の歯周病を認めるケースでして、
一回目:左上567
二回目:左下457
のOPEを実施。その後、咬合確保のために同部の歯冠修復及び欠損補綴を先行実施いたしております。

顎位の確保と対象歯の安定が得られましたので三回目のOPEに入りました。左上234が対象です。

1段目:術前の様子です。一見問題無いように診えますが・・・
2段目:ところが口蓋側には左上3番に炎症が認められます。
3段目:歯肉を剥離しますと3・4番間には深い1壁性の骨吸収があります。
4段目:棒状の器具で様子を探ります。
5段目:周囲骨から採取した自家骨の一部です。
6段目:患部を整え、自家骨⇒人口骨の順に埋入します。人口骨は濃縮した血小板を混合して使用しています。その後メンブレンと呼ばれる膜で埋入した骨を覆いまして縫合しました。

このOPEが成功すると左の上下顎の処置が終わりまして、患者さんの希望に半分だけ応えられたことになります。現在、経過観察中です。

現在治療中のケース-小臼歯ブリッジによる審美欠損修復

2013.11.18[Mon]


■本日は右上5番欠損を修復するためのブリッジをご紹介させて頂きます。

このケースはすでに歯周組織再生手術を完了し、同時に5番欠損部の歯槽骨の造成を実施しています。このことによってより自然に欠損部を修復するためです。

1段目:ブリッジの形成後の状態。付着歯肉も良好な状態に回復しています。
2段目:そして圧排と印象。マージンまでシャープに採取できました。顕微鏡下で確認します。
3段目:完成したブリッジ。いつもながらあっぱれな仕上がりです。
4段目:そして拡大した状態。
5段目:口腔内にて細部を調整し試適。最後まで入りきっているか、マージンの適合の状態はどうか、咬合の状態は生体に受容される状態かどうか、そして色調がマッチしているかどうか、など様々なチェックをし装着です。

現在治療中のケース-前歯の審美歯冠修復

2013.11.16[Sat]


■このところの冷え込みは季節感を味わう余裕が無い程急に寒くなりました。ん〜京都に紅葉を見に行きたい!

本日は2013.8.31[Sat]にUPさせて頂いたケースの続編をご紹介させて頂きます。
右上21・左上1の歯冠修復の交換および新規に左上2の歯冠修復を実施いたしました。20年以上前の冠の入れ替えになります。

古い冠を撤去いたしますと内部の2次カリエスは軽度。根の破折も無く14kコアーにも異常は認めませんでしたので再形成にて修復可能でした。

1段目:修復以前の様子です。左上2番はカリエスを発症しております。
2段目:冠を撤去いたしました。4本とも過重負担による動揺を認めましたので連結固定を計画いたしました。
3段目:調整の上、新たな修復物を試適し装着。
4段目:採取した印象面です。
5段目:完成した新しい連結歯冠修復物の装着前の様子です。

このケースの問題は左下臼歯の長期の欠損を主因とする咬合バランス崩壊にあります。そのため、咬み合せが深く上顎前歯を突き上げ動揺を生じています。

完璧に処置するには、正常な咬合高径の回復、およびその高径に一致する左下臼歯のインプラント補綴と残存歯の歯冠修復を要します。今回は患者さんの望まれる方法にて処置させて頂きました。次の20年、機能させます。

現在治療中のケース-吸着性総義歯を造れ #2

2013.11.9[Sat]


■前回の続編です。

1段目:完成した上下顎樹脂製総義歯。上顎の歯槽提の凹凸及び下顎の歯槽部の幅の薄さとアンダーカツトがお解かり頂けますでしょうか?
2段目:同
3段目:上顎総義歯の装着の様子。
4段目:下顎の装着の様子。凹凸のためすんなり装着できず着脱方向を探りながら調整していきます。僅かな削除オーバーで吸着を失いますので慎重な操作に時間を割いていきます。
5段目:上下の装着時です。最大開口位までゆっくり口を運動して頂き吸着を確認します。

その後、当たりの調整と咬合の調整を使用して頂きながら繰り返します。やはり調整に時間を要しましたが、先日完了となりました。

今回のケースから得られたことは、出来る限り早期に適切な義歯の装着が如何に大事かということ。吸収した歯槽骨を復元するには外科的な方法となってしまいますので。

現在治療中のケース-吸着性総義歯を造れ #1

2013.11.8[Fri]


■本日は総義歯の製作過程を一連の流れに沿ってご紹介させて頂きます。
今回のケースの特徴は下顎歯槽提の高度な吸収にあります。
これ程の歯槽提吸収は珍しく、歯周病による歯の喪失と加えてその後の不適合義歯の長期の使用に起因する場合が大半です。

1段目:小さくなった上顎の様子。一般に上顎では外側が吸収します。また、歯槽提の凹凸は過去に歯周病による歯の喪失を示しています。
2段目:問題の下顎の様子。下顎は内側が吸収します。
非常に高度の吸収を認め、歯槽提の幅は僅か5mm程の部分があります。内部の歯槽骨は鋭く尖っていまして、義歯により加圧されると痛みを生じやすい状態です。さて、どするか・・・。
3段目:筋圧による最終印象がこちらです。歯槽部に維持を求めることが出来ませんので辺縁の印象を通常よりオーバーに印象しました。また、吸着を得るために外周をしっかりシールする必要がありますが凹凸があり時間がかかりましたが何とか吸着を確保できました。
4段目:顎模型です。
5段目:頭部に対する顎位を求めます。この操作により適切な歯並びを獲得します。

続きは後日に御報告させて頂きます。

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