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時田歯科クリニックの歯科治療
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2024.09.19 審美修復-インプラントを使用したケース#3

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8月10日(土)〜8月15日(木)

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[ 2014年11月のバックナンバー ]

現在治療中のケース-成功率50パーセント #2

2014.11.30[Sun]


■2014.2.5[Wed]にUPさせて頂いたケースの続編をご報告。
右上7番はその後方の一部のみで歯槽骨と接続し辛うじて口腔内に残存している状態です。
本来、再生治療の対象外のケースなのですが、患者さんには保存治療の強い意思があり相談の結果、抜歯を避け保存OPEに踏み切りました。

○2014年1月 1次手術
○2014年11月 2次手術
1回の歯槽骨再生のボリュームには限界があります。1次手術では歯槽骨レベルの再生を目指し、2次手術で骨量の増大を計画。

1: 2014年1月、右上7番周囲には骨は存在せず、骨吸収は歯根より更に深部に及んでいます。
2: 血液を分離し多血小板とフィブリンを取り出します。多血小板は治癒を早めフィブリンは人口骨の拡散を防止する役割を持ちます。
3: その人口骨と自家骨を埋入。

4: 2014年11月、2次手術直前の状態です歯槽骨レベルの回復です。
5: この状態に更に造成します。
6: 大量の人口骨を埋入します。血流の確保が成否を分けます。また、骨ボリュームがあり切開した粘膜を閉鎖できません。開放創となります。
7: メンブレンは2種類を使用。直接骨を覆う吸収性メンブレンです。
8: 更に非吸収性メンブレンで創面を覆い保護します。

血流の確保及び創面の保護が成否をわけます。注意深く予後を観察いたしてまいります。
一般的な再生療法の適応から外れた特殊なケースです。

現在治療中のケース - 吸着を失った総義歯を復活させよ!

2014.11.21[Fri]


■本日ご紹介させていただくのは過去に装着した下顎の総義歯のケース。かなり以前にセットさせていただいた総義歯でして、顎提が吸収したことで吸着を失っています。

新製時から修理が可能な設計をしておりますので義歯の内面のみを現在の顎提に合うように修理いたしました。
現在の義歯を利用し顎提の型を採取したあと、床用レジン(樹脂)に置換して完成します。費用も安価で済み所要日数は2日です。

1: 修理が完了した下顎総義歯(上面)
2: 同(後方)
3: 同(下面)
4: 口腔に装着した状態です。人口歯の磨耗により高径が低くなっていますが今回はこのままで使用。
5: 大きく開口した状態。この状態で浮き上がっていましたがしっかり改善できました。
6: 下顎の場合、吸着を求めると舌の可動範囲を狭めてしまうことがありますが問題なくクリアーできました。

新製時に適切な製作を施しておきますと、樹脂性の総義歯でもかなり長期に使用できます。この義歯も新たな10年に向けて頑張ってもらいます。

ラボの皆様へ

2014.11.5[Wed]
■私の現役歯科医としての時間は残り10年余りとなってしまいました。現在まで保険技工に関して信頼できるラボが見つかっておりません。残された時間をまともに過ごすために「求む-保険ラボ」をUPしてみます。

歯科界全体を考えた上で、技工界のご苦労も十分理解しております。その上で「可能な限り最低必要限度の条件を満たした保険補綴」を実践されているラボを探しております。

補綴に限らず、私どもの診療方針は「常識レベルの医療モラルを満たす」事に尽きます。同様な志をお持ちのラボがありましたらご一報頂きたく考えております。

クラウン-ブリッジ系では・・・
対象歯と模型との間に生じる誤差の補正
入りきる適合の解釈
シリコン系BT剤を使いこなした咬合器マウント
要所のみでよいのですが、ツボを押さえた冠形態
フルマウス診療の手順などなど
技工料は最高で\2800/個まで

パーシャルデンチャー系では・・・
採取したバイトどおりのマウント
歪んでいない、傾斜していない咬合平面の再現
咬合圧を考慮した庄の厚さ
カントゥアー下に入りまともに維持できるクラスプなどなど

保険技工で自己犠牲を払ってでも可能な限り志を込めた仕事をされていらっしゃるラボの方がきっといらっしゃると思います。ご一報頂けると有難いのです。詳細相談
03-3856-0188

現在治療中のケース - 大きく喪失した下顎骨を復元せよ #3

2014.11.3[Mon]


■本日は、2014.4.26[Sat]にUPさせて頂いた「現在治療中のケース - 大きく喪失した下顎骨を復元せよ #2」の続編です。
4月に施術させて頂いた左下67番相当部の骨造成の予後をご報告。

長期にわたる歯周病の結果、垂直的に歯槽骨の2/3が吸収喪失していました。術後、約6ヶ月が経過した現在の様子と比較して頂くと伝わりやすいかと思います。

1 : H26.3の患部の状態です。
2〜4 : 術前のCT画像。部位により骨吸収の程度に極端な差を認めます。
5 : 術中の様子。欠損部周辺には薄くなった骨が残存しています。骨造成に有利な条件です。
6 : 骨の埋入時の様子。
7〜8 : 10月現在の患部です。骨の幅はやや不足していますが、高さは確保されました。

後日、左下67番はインプラントにて修復を予定しております。同時に更なる骨造成を実施し確実な予後を目指します。

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