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[ 2016年09月のバックナンバー ]

現在治療中のケース - 右下76番の歯槽骨を再生しインプラントを埋入せよ #2

2016.9.23[Fri]


■昨日、9.22の「現在治療中のケース - 右下76番の歯槽骨を再生しインプラントを埋入せよ」の続編です。

前回、右下6番を中心に歯槽骨造成を施術したのが3月。暫く治癒期間を経て8月にインプラントの埋入を実施いたしました。今回はその様子をご報告です。

1 : 骨造成から5ヵ月後の右下76番のCT透過像です。順調な回復です。予定どうり埋入を進めます。
黄色い2本のシリンダー状のものがインプラント体を示し、その下部を左右に横断しているのは下歯槽管。中には神経と血管が走行していますので損傷させないよう、厳重に管理します。
2 : 右下6番の断面像。
3 : 右下7番の断面像。咬み合わせなど様々な要素を検討し、骨幅の中央部から移動させ埋入位置を検討していきます。
4 : 手術当日の患部です。
5 : 歯肉を剥離しますと骨はきれいに回復しています。事前に用意しておいたサージガイドを使用し埋入します。骨の硬さにはバラツキがありますので予定した位置どうりに入れるには慎重さを要します。
6 : 人口骨と自己フィブリンを混合し更に造成をします。目指すのは天然歯の状態です。
7 : そして縫合です。

インプラント体と骨の接合に要する期間はケースにより様々です。今回の場合、比較的短期間で治癒できると思われます。
短期間で定着するケースの場合、凡そ3ヶ月後に冠を装着できます。一方、期間を要する場合は6ヵ月間かけ定着を待つ事もあります。

現在治療中のケース - 右下76番の歯槽骨を再生しインプラントを埋入せよ

2016.9.22[Thu]


■本日は、右下6番の歯根破折のために大きく吸収した歯槽骨を再生し、76番をインプラントを使用し修復する計画を立案したケースです。

今回は歯槽骨再生の様子をご紹介させていただきます。

1 : 20年以上前、右下7番を補綴するために装着した7EDブリッジ。支台である6番が割れてしまいまして、その後、長時間が経過したことを示しています。CT像です。
2 : 同上
3 : 実際の患部外見です。
4 : 歯肉を剥離しますとほぼCT像と一致した状態です。
5 : 患部から肉芽を除去し骨面を露出させます。人口骨とフィブリン(自己血から抽出)を混合し埋入します。
6 : 形態を付与するためチタン合金の入ったメンブレンを使用します。スクリューにて固定します。
7 : 縫合です。骨のボリュームが増加していますので開放創です。メンブレンは開放創に対応している必要があります。

2016.03に実施しました。数ヶ月間をかけ治癒を待ちます。

現在治療中のケース - 左上67番の歯周病を再生せよ

2016.9.17[Sat]


■本日は、左上67番、中等度〜重度の歯周病に罹患した歯周組織の再生手術の様子をご紹介させていただきます。

1 : 2年前に撮影されたCT画像。透過処理してあります。
2 : 同様に非透過像。
3 : 術前の患部です。
4 : 歯肉を剥離しますと、CT画像より骨吸収が進行しています。特に左上6番の頬側歯根は先端部数ミリのみ骨に覆われた状態。また、左上7番は後方の骨吸収が進行した状態でした。保存療法の限界に近い状態です。
5 : 炎症組織を完全に除去し、歯根表層にカンナを掛ける要領でセメント質を一層剥離します。更に歯根膜再生を誘導するエムドゲインを塗布します。
6 : 人口骨を多血小板血漿と混合し埋入、形態を整えメンブレンにて被覆します。
7 : 縫合し終了です。術後の安静を保ち回復を待ちます。おおよそ3ヶ月が目安です。
今回の手術に要した所要時間は2時間30分でした。

最近、重度の歯周病の場合、すぐに抜歯しインプラントにて修復するケースをよく目にします。そんな傾向に少々疑問を感じています。やはり天然歯に保存できる可能性が少しでも残されていれば限界までその可能性を引き出すことが医療モラルではないかと思います。また、費用を抑えることにもなりますので。

ティーブレーク

2016.9.7[Wed]


普段、実際に治療中の患者さんに許可を得たうえで、その口腔内をUPさせて頂いているこちらのTODAY。今日は少し赴きを変えて診療室の様子をご紹介。

■上の画像が最近の診療室です。
保険診療と言えど時間と手間を惜しまない診療のため、近頃のサロンの様な内装の歯科医院にはなかなか及びません。強いて言えばあまり見かけない機器が多く、診療室全体がオペ室の様な状態でしょうか。

中央の白いカーテンで仕切られた空間が手術用ユニツト。その右側には管理用PCや照明機材や撮影機材が置いてあります。

その前にあるアームの付いた機器は移動式の吸引装置。これ、近頃流行の機器でして注文してから納品まで半年以上待たされる状況のようです。
というのも、最近の保険診療では、処置や指導管理をするのに「届出」が必要な事項が増えていまして、その届出の条件として購入設置しなければならない機器だからなのです。中には首を傾げたくなるような内容のものもありまして・・・。

■下の画像は、全く初めての受診患者さんに向けたパンフレットです。治療の進み方・治療に際して注意を要する薬剤と疾患・患者さん固有の治療範囲・レントゲンの影響・知っておいていただきたい歯科固有の知識など、パッケージして診療の初期段階にお配りしています。

初めて訪ねる歯医者ほど怖い所は無い・・・ハズ

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