■ 現在治療中のケース - 上顎前歯を審美修復せよ
2016.11.27[Sun]
■本日のケース、こちらも30年近く前に処置させていただいた上顎前歯の再治療の様子です。
装着する冠の適合はカリエス(むし歯)の再発率と直結します。時間と費用をかけた一般治療ですので、細菌に対する抵抗性を可能な限り上げ、再発を極力防止し長期の安定を目指します。
1 : 以前の冠の様子です。装着から約30年が経過しています。冠の根元付近にカリエスの再発を認めます。
2 : 全ての冠を除去しました。カリエスは歯の表層部のみに限局しています。従ってその部分のみ削除し樹脂を充填することで事足りました。
3 : 時間をかけ高精度な品質の処置を目指します。型を採るだけで2時間近く要します。一箇所のミスも許されません。
4 : 完成した審美修復(PFM)
5 : そのアップ
6 : 更に内側から
7 : 適合、色調、咬合などの微調整を終え、最終チェックです。(接着前)
「今回の治療で、今後の人生、口の中の心配をしなくていいように治して下さいよ」と、患者さんの想いはしっかり受け止めて治療させて頂きました。