■ 世界初 歯周組織再生医薬品 「リグロス」
2017.5.23[Tue]
■歯周組織再生医薬品「リグロス」を導入致します。
リグロスは歯周組織全体の再生能を有する新規医薬品です。科研製薬鰍謔闕年末にリリースされました。
遺伝子組み換え技術により大腸菌を用いて製造した、ヒト塩基性繊維芽細胞増殖因子(トラフェルミン)が有効成分です。
同成分は整形外科や皮膚科領域で既に2001年から投与されてきました。
その作用は細胞増殖の促進作用・血管新生促進作用により歯槽骨・セメント質・歯根膜の新生、結合組織性付着の再構築により、歯周組織全体の再生機能を有しています。
特徴は・・・
1 : 世界初の歯周組織再生医薬品です。薬事承認取得済。
2 : 遺伝子組み換え塩基性繊維芽細胞増殖因子製剤。
3 : 従来のEMDに対する優越性が認められました。
4 : 結合組織性付着を形成します。
禁忌は・・・
口腔内に悪性腫瘍のある患者、その既往のある患者
保険適応は・・・
限定された歯周病の状態に対して、限定した使用方法でのみ適用されます。
成否を分けるのは・・・
ゲル状の製剤を患部に(洩れることなく)長期に渡り留めておけるかどうか、ここが成否を左右すると思われます。
今後の症例報告を期待を持って見て参ります。ちょっとしたブームになるかもしれません。