■ 現在治療中のケース - 上顎の骨幅を再生しインプラント補綴せよ #3
2018.9.20[Thu]
■最近取り組んでおります「即時加重・早期加重」とは・・・
「即時加重:インプラントの埋入と同時に仮歯を装着」
「早期加重:インプラントの埋入から1〜2ヶ月後に仮歯を装着」
従来はインプラントの埋入後、4〜5ヶ月の治癒期間を要していました。患者さんにとってこの期間は実に長いものです。特に前歯などの場合、抜歯当日にイプラントを埋入し、更に仮歯を装着できるメリットは計り知れないものです。
■2018.6.24 UP「現在治療中のケース - 上顎の骨幅を再生しインプラント補綴せよ #2」の続編をご報告させて頂きます。
本ケースは早期加重を目指しています。
@ H29.11 左上4〜7番相当部に骨造成を実施。
A H30.06 左上7番にインプラント埋入(上顎洞底挙上と骨造成を併用)
B H30.07 左上45番にイプラントを埋入。
C H30.08 左上45番に仮歯を装着しました。
インプラント埋入から約1ヵ月後に仮歯を装着することができました。
但し、全てのケースで即時・早期加重が可能なわけではありませんので慎重な治療計画の立案が必要です。
特に、本ケースの様な骨造成後のインプラント埋入は、造成後の治癒期間を十分に確保し、組織の成熟を待つことが成否を左右します。加重の可否をISQなどの検査機器で確認いたします。
1 ; 左上7番に埋入。
2 : 骨造成、埋入が完了し仮歯を装着する直前の状態です。
3 : 左上45番に仮歯用の土台を装着。
4 : 後日、左上7番も土台を装着し、ブリッジ形態の仮歯を予定しております。