■ 現在治療中のケース - 審美歯冠修復の一例
2021.5.11[Tue]
■今回は右上1番の審美性を求めた歯冠修復のご紹介です。
現在用いられる代表的な使用材料の種類は、
1 : 金属製フレーム+セラミック
2 : ジルコニアフレーム+セラミック
の2種類です。いずれも保険適応外です。
う蝕耐久性(適合性)は
金属製フレーム+セラミック > ジルコニアフレーム+セラミック
色調再現性は
金属製フレーム+セラミック = ジルコニアフレーム+セラミック
セラミック部分の耐久性は
金属製フレーム+セラミック < ジルコニアフレーム+セラミック
等の特徴があります。何れも僅かな違いです。
どちらの場合でも、歯の形成・印象(型取り)・咬合・技工製作技術・装着技術により、その品質は大きく左右されます。
その比率は、「使用材料1に対して、製作技術5」といったところでしょうか。
1 : 右上1番、初回の色調採取時の画像です。色見本を含めて撮影しています。
2 : 最初のトライアルです。右上1番は微妙に白くなっています。再度、色調採取します。
3 : 二度目のトライアルです。ほぼ隣在歯に溶け込んでいますので、適合や咬合の微妙な調整。患者さんの了解の元、装着いたしました。
4 : 左側方の画像です。