■ 審美修復-インプラントを使用したケース#2
2024.7.14[Sun]
■2024.5.2 にUPしました「審美修復-インプラントを使用したケース」の続編です。
治療の初期段階からのフローは以下の通りです。
歯槽骨造成⇒配列シュミレーション⇒抜歯⇒インプラント埋入⇒仮歯による歯肉の形態調整⇒冠の製作⇒装着
1 : 初診時の口腔。右上2番及び1番が欠損し、義歯を装着されています。
2 : 右上1番は歯槽骨吸収(黄色矢印)によりインプラント埋入が不可能なため、事前に歯槽骨造成、骨の成熟を待ちます。
左上1番は歯周病に起因する高度骨吸収のため保存不可能であり、抜歯即時埋入を計画しました。
また、右上2番の残根(白色矢印)を認め、抜歯いたしました。
3 : OPE時の状態。白色の顆粒は人口骨です。
4 : 骨の成熟後、インプラントを埋入し、当日に仮歯を装着しました。
5 : 骨と歯肉の成熟後、最終の冠(黄色矢印)を接続固定しました。左上⒉番は仮歯(白色矢印)です。
6 : CTと光学スキャンした口腔内を合成。PC上でインプラント埋入位置を決定し、埋入用ガイドを作成しています。
上顎の1|1間は切歯管が走行しており、神経及び血管の損傷に細心の注意を払う必要があります。
7 : 同上
8 : 冠を装着した状態をシュミレーションしています。
本ケースの様に多くのステップを必要とする場合、患者さんの精神的なフォローを最優先する必要があります。その為には、確実な結果の積み重ねが最重要です。