■ 審美修復-インプラントを使用したケース#3
2024.9.19[Thu]
2024.03.14 にUPさせて頂いたケースの続編です。
1 : 初診時の様子。右上1番は欠損し、歯槽骨の吸収を認めます。また、右上2番には仮歯が接着されており、歯の幅径が小さくなっています。
2 : まず、吸収した歯槽骨の再生術を実施しました。
3 : 埋入した人口骨の成熟を待ち、インプラントを埋入しました。
4 : 審美領域ですので当日に仮歯を装着します。仮歯の形態は非常に重要で、術後の歯肉形態に大きく影響しますので、数回にわたり仮歯の微調整を重ね落としどころを探ります。
5 : 組織が落ち着くまでの待機期間中に、右上2番・左上1番・左上2番の処置を進めました。接着性樹脂(CR)を用いて形態と審美性を回復します。右上2番は仮歯の固定の為、エナメル質の減少が目立ちました。
6 : 右上1番インプラントの成熟が確認されましたので、最終の上部構造(冠)を製作及び装着しました。
7 : 歯間乳頭部のボリュームがやや不足していますが、数か月には回復します。
前歯部の審美性を要求されるインプラントによる補綴では、10年・20年先の組織安定を重要視することが求められます。